「からだファースト」Blog

ヘルスケア・ビジネスプロデューサーのブログ。健康&美容のプロ・専門家の活躍サポートを通じて、からだを大切にして暮らす“からだファースト”な【健康行動文化】の創出を目指す。

「健康のプロ」のビジネス効率を妨げる2つの問題

久々すぎるブログ更新…。

  

これからはコマメにアップします
(と小さな声で宣言しますw)

  

さて…

仕事柄、健康関連分野のプロ(指導者)の方々と

お会いする機会を多くいただいております。

  

セラピスト、トレーナー、栄養士、
ウォーキング講師、ダイエットコーチ、
協会団体の代表etc…

  
プロデューサー(マーケター)として
話を伺っていると、もちろん個別で事情は異なるのですが、
その根本にある問題として共通したものが見えてきます。

  

ミクロ(個別)の問題でもあり、
マクロ(市場)としての問題でもありますが
大きく分けると2つ。

  

1)マーケティング(仕組み化)思考
2)スペース(場所)の壁

  

それぞれ簡単に紹介していきます。

    

1)マーケティング(仕組み化)思考

   
まず前提として「マーケティング=集客」

という認識の方が多い傾向があります。
そうでないことは頭ではわかっていても、

行動の多くが集客に注力しています。

  

樽に水を満たそうと、入れるのに

必死なんだけどその樽に穴が空いていて、

ダダ漏れになっていることに気づいていない感じ。

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これは樽美酒(笑)



  

そもそも樽を作って、水を入れられる段階で
価値あるものを提供する力があり、
それが伝えられているということなので、
賞賛と尊敬に値するのですが、

客観的に見るともったいない側面も。

  

マーケティングや事業という視点では、
重要なのは樽を満たすことであり、
樽自体を大きくしたり、増やすこと。

  

といっても、この部分(いわゆるCRM領域)は
地味だし、伝えにくいし、

テクニックだけでは片付かないので
学ぶ機会も限定的で、

ちょっと難易度も高かったりします。

  

故にCRMまで含めてしっかり

仕組み化できている人や組織は多くはありません。

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新たな売上を作るときに、
必要なコスト(労力)は
<既存顧客:新規顧客=1:7〜10>
と言われています。

  

つまり既存顧客への価値提供から
対価をいただく方が10倍近く効率的ということ。

  

でも、人はどうしても新規顧客獲得(集客)に目線が行きがち。
もちろん、そこがスタートなので当然といえば当然です。

  

手を打てていないことによって
失っている効率は見えていないだけで実は大きい。

  

視点として必要なのは「ファネル」。
マーケティング用語ですが、漏斗という意味。)

 

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ファネルイメージ

  

 

「集客ファネル」はよく言われますが、
「顧客との関係強化ファネル」まで
効果的に設計できると、
ぐっと効率的にビジネスが回り出すもの。

  

長くなりそうなので、このあたりはまた書きますが
プロデュースのお手伝いをするときは、
バックエンドに位置する「顧客との関係強化ファネル」から
全て逆算で設計をしていくことがポイントとなります。

  

   

2)スペース(場所)

  
続いてはハードの問題。

  

サービス提供や講座開催をする上で
「場所」の問題は常について回ります。

  

オンラインだけで完結する場合は問題ないですし、
提携先のスペースを活用できていたり、
ご自身でスタジオやサロンをお持ちの方は
多少その問題の重さは軽くなりますが、
それでもやはりビジネス効率としては
重荷になっていることが散見されます。

  

と言っても
場所が全く見つからないわけではないので
問題意識を強く持っていない人も多いのですが、
ありがちな効率低下理由としてはこちら。

  

*****
場所を探す&伝える工数
 ・セッション毎に場所を探す手間がかかる
 ・希望の場所が空いていなければ、違う場所を探さなければいけない
 ・確保できたスペースと経路を毎度顧客に伝える工数が発生する

付帯コスト負担の増加
 ・移動する交通費はもちろん、その時間効率はかなり問題
 ・支払いの手間(工数)も意外とバカにならない

顧客への負担増
 ・場所が固定されていない場合、顧客の負担も増える

直接コスト
 ・レンタルコストの発生
 ・自分で保有する場合は固定費負担が上がる
 ・場所によりコストが変動し、事業運営が不安定に

顧客満足度の低下
 ・場所の利便性やデザイン性によっては満足度低下のリスクも
 ・さらにブランドイメージの毀損にもつながりかねない
 ・コストとのバランスで悩む負担にも
*****

  
ザッと挙がるものだけでもこれだけあります。

  

じゃあ、どうしたらいいのか?

  

この問いの答えは簡単ではないですが、
おそらく個人レベルでの対処ではなく
チームを作ってシェアするなどの
ソリューションがベストなのではと考えてます。

  

何人かでチームを組んで優先的に使えて、
自分たちのイメージに合うスペースを
保有すると、だいぶ課題は解決できます。

  

といっても運用ルールやコスト負担の
問題もあるので、このあたりは
プロデュース側の役割かもしれません。

   

今回は「健康のプロ」のビジネス効率に

影響を与えている、大きな2つの問題について

ご紹介させていただきました。

  

久々の投稿は問題提起的な内容になってしまいましたが
それぞれの解決に役立つ情報は今後お届けしていきますね。

   

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