「からだファースト」Blog

ヘルスケア・ビジネスプロデューサーのブログ。健康&美容のプロ・専門家の活躍サポートを通じて、からだを大切にして暮らす“からだファースト”な【健康行動文化】の創出を目指す。

健康マーケットにおける価値のジレンマ

どの市場においても同じことは起こりうるのですが
「健康マーケット」においても漏れなく
“売れる商品”と“(本質的に)価値のある商品”が
相関するとは限らない。

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というか、”本質的な価値”を追求し続け、
磨き上げたものを市場に提供しても、
残念ながら反応は乏しくなる側面すらある。

  

自社でも
エクササイズ動画配信を行い、
各種イベントを開催していても、
その再生回数や集客は、
本来「こうあってほしい」という
リアクションとは異なることが多い。
(最近は傾向をつかんでいるので
変にショックを受けることもないですが)

  
そこで、頑固な職人オヤジのように
「客は何もわかっていない!」と
ボヤいたところで、何も変わらない。

  
伝わらないものに、価値はない。

    
では数多の商品・サービスがある中で
”売れる商品”は何が違うのか?

  

結論から言うと
強いニーズ”を捉えられているか否か?

  

「へ?そんな当たり前のことを…」

  

と思われるかもしれませんが
これを徹底するのは実は難しいこと。

  

そもそも“強いニーズ”とは何か?

  

それは
1)諦めることのできない欲望
2)今すぐにも取り除きたい悩み・課題
のいずれか、または両方。

  

1)は美や抗老化など
2)は腰痛や病気など

  

ここまでは当たり前の話ですが、

この先に気をつけたい落とし穴が。

  

マーケティング的に
「差別化」や「選択(絞り込み)」という
キーワードがありますが、
(それ自体は必要なのですが)
違いを作ろうとするばかりに
1・2のいずれかから外れてしまう
商品やサービスになってしまうことがよく見られます。

  

つまり”ニーズ”を置き去りにしてしまう。

  

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別の側面として、

1・2のど真ん中を攻めようとすると
どうしても「イロモノっぽさ」が出てしまい
こだわりの強い専門家ほど、強く湧き出ている
“ニーズ”を目をそらしてしまうことも。

  

「差別化」については、
また改めて書こうと思います。

  

まずは、自分が貢献したいと思う
”欲求”と”悩み”は何なのか?
それは本当に根源的に強いものか?
を振り返ってみると
新たな商品やサービスの
アイディアが出てくるかもしれません。

   

なかなかこうしたことを考える時間を
作るのも簡単ではないようなので
リクエストをいただきましたので

来週9日(月)夜に
<ヘルスケア×マーケティング・実践ワーク型勉強会>
を行います。

  

今回は少人数なのですが、
ちょうど1名キャンセルが出て席が空きましたので
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
(参加条件があるので、もしかしたら
お断りせざるを得ないかもしれませんがまずはお気軽に)

  

⭐︎⭐︎⭐︎勉強会概要⭐︎⭐︎⭐︎
・テーマ:“売れる商品”と“売れ続ける仕組み”の作り方 
 (今回は、ニーズの捉え方を中心にワークを行います)
・日時:7月9日(月)19時〜21時
・場所:麻布十番近く
・参加費:3,000円