「からだファースト」Blog

ヘルスケア・ビジネスプロデューサーのブログ。健康&美容のプロ・専門家の活躍サポートを通じて、からだを大切にして暮らす“からだファースト”な【健康行動文化】の創出を目指す。

LIFEストーリー#4  “からだファースト”〜からだの声に耳を傾ける〜

ヘルスケア・ビジネスプロデューサー遠藤のこれまでの歩みを紹介するLIFEストーリー#4。

 

#1でアウトラインを書いていますが、大学を卒業後は大手総合広告会社に入社。その後、起業までの10年間に渡って営業職(プロデューサー)として従事することになります。

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広告会社は激務のイメージ通り、オフィスは24時間電気が消えることは無い状態でした。配属された部署の先輩は週の半分以上は会社に宿泊(深夜(明け方?)の応接室ソファは奪い合いだったそう)。私が終電まで仕事して、翌日早めに出社してもその先輩から何通ものメールが送られてきており、それを対応ところから1日が始まっていました。平日は寝る時間と通勤時間以外は仕事。土日もいずれかは休日出勤。

 

激務がキツいということもなかったし(多少はありましたけどね…)、学んだことや、量の多さから磨かれた質を考えると、充実していたし、恵まれた時間だったと思います。

 

しかし、その中でもキツかったのは“からだのストレス”です。

ストレスと言っても体力的な負担ではなく、からだを動かせないことによるものでした。エネルギーが循環しないような、からだが凝り固まっていくような、もやもやとした落ち着きのなさが内から湧き出てくるような違和感が気持ち悪かったのを覚えています。

 

今振り返ると、これはからだからの声(サイン)だったのだと思います。

 

学生時代はフィットネスクラブでアルバイトしていたこともあり、週2〜3回はからだを動かす機会がありました。それが急減。からだの調子が狂うのも当たり前でした。

 

不思議なもので、その違和感は年々感じなくなっていきます。

社会人になったのだから仕方ないという、諦め(言い訳)もあったと思います。

 

ランチはコンビニか、がっつり炭水化物系かの毎日。飲みにいくと深夜まで(飲み始めも遅いのですが)深酒。からだの違和感は徐々にデフォルト状態になっていきます。

 

もっとも太った時の体重は今より10kg以上も多く、お腹周りには“浮き輪のような脂肪”。ずっと疲れていて(それも普通のことだと思うようになり)、頭もボーッと。。。

このまま“中年腹の冴えないオッサン”になっちゃうのかなぁ、と思ったりしたこともありました。

 

自分のからだに変化が出ている頃に、祖父母に続いて父の病気が発覚します(詳しくは#3参照)。

 

「こんな生活で、自分のからだは将来どうなるんだろうか?」

「仕事は大切だけど、からだを犠牲にして働くことはおかしいんじゃないだろうか?」

 

そんな時に、社会人になって感じた「からだの違和感」をふと思い出します。「からだの違和感」は、もうその頃には“当たり前”のものになり、改めて“感じられる”ものではなくなっていたのです。

 

自分のからだが発した声(サイン)に耳を傾けずに放っておくと、その声は聞こえなくなっていってしまうのです。雑音と同じように、慣れてしまうような感覚です。

 

それは意識の問題でもあり、からだに取り入れるものがふさわしいものではなくなっていくからでもありました。からだが声を発せなくもなり、それを感じ取るアンテナまで不感症になっていました。

 

しかし、からだの声が聞こえなくなるというのは、本当はとても恐ろしいことです。

痛みを感じなくなっていることと同じとも考えられます。極端なことですが、それらは必ず同一線上にあるのです。

 

今、ヘルスケアに関する事業を展開し、様々な健康分野の専門家とお話させていただく中で感じるのは、「最も大切なのは、まず自分のからだと向き合うこと、その声に耳を傾けること」です。

 

からだはその生存本能から、何かしらの声(サイン)を発しています。

ちゃんとその声を感じ取る時間と意識を持つことができれば、からだはその能力を十分に発揮し続けてくれるはず。

 

しかし当時の自分を振り返ると、意識も低く、自分のからだを大切にする具体的な知識もない、もちろん実践方法も知らない(なんとなく運動するぐらい)。

 

時間を優先してコンビニの弁当にしたり、お金を節約してファストフードで深夜に夕飯を食べたりetc…

水を飲む意識もなければ、小麦の特性も知らない。残念ながら、からだには負担はかかるばかりでした。

 

だからこそ、私がまずは、そして重点的に取り組みたいのは「からだを大切に(最優先に)暮らす」という意識や価値観の提案なのです。

 

掲げるスローガンは“からだファースト”。

 

時間よりもお金よりも、今の自分のからだを最優先に行動を選択し、からだと向き合い、その声に耳を傾ける意識と行動をより多くの方に持っていただきたいと思っています。

 

今の私は、サラリーマン時代よりも体重は軽く、からだは引き締まり、コンディションとしてもかなり好調です。以前のまま時を重ねるのと、今の状態で時を重ねるのと、10年後を想像するだけで、全く別物の人生になると思います。

 

これは自分自身のちょっとした意識の持ち方と、それを支える知識を持っているから。

 

それらをより強化してくれたのは、“健康のプロ”たち(各分野の専門家)です。

 

“健康のプロ”が持っているスキルは、社会的にとても価値があるものです(もはや社会資源です)。より多くの方に伝えていくべきものだと思います。しかし、現状は伝える“場”がかなり限定的であることが課題です。

 

既に高い意識のある人は良質な情報に触れる機会があっても、気づいていない人との距離はかなり遠いものがあります。

 

社会資源と健康ニーズを適切につなぐ“場(接点)”をプロデュースするのが私のミッションです。

 

“からだファースト”の活動をますます活性化させ「健康行動文化の創出」を目指していきます。

 

 

<LIFEストーリー一覧>

#1 「異業種転職&独立という道を選んだ理由」

#2 “JIZAI〜自在〜”に生きる社会へ

#3 “We are what we behave.”〜私たちは、行動から作られている〜

#4 “からだファースト”〜からだの声に耳を傾ける〜

#5 “からだファースト”〜健康行動文化を創る〜

 

 

 

 

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